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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
「長年、頭鳴りの治療で抗不安薬や抗うつ薬を飲んでいるが効果がない」
「頭鳴りの症状に漢方が良いと聞いたが何を飲んでいいのかわからない」
「抗不安薬や抗うつ薬は離脱症状や依存症が怖いため漢方に切り替えたい」
このような頭鳴りの症状でお悩みの方はおられないでしょうか。
頭鳴りの症状は自律神経に関わる脳の機能低下といわれています。
しかし、西洋医学では薬物による対処療法のみで具体的な治療法が見つかっていません。
一方、東洋医学では漢方や鍼灸など対処療法ではない根本的な治療と改善が見込めます。
今回は「【自律神経が原因?】頭鳴りに効く漢方薬はツムラにある」と題して頭鳴りに対する漢方薬について解説します。
東洋医学である漢方の世界では自律神経と関わりが深い臓腑(身体の機能)のは「肝(かん)」とされています。
肝は血液を蓄え、気血の巡りを調節する働きを担っています。
さらに「肝」と表裏一体の関係にあるのが「胆(たん)」と呼ばれる臓腑です。
胆は消化を助ける胆汁の貯蔵・排泄や、精神面では決断力の有無に関わっています。
実はこの胆に関わる経絡(気・血・津液の通り道、エネルギーの流れ)が側頭部~耳周りに張り巡らされています。
そのため肝の不調が起こると表裏一体である胆の経絡に影響が起こり、結果として耳や側頭部に症状として現れることがあります。
「肝」は伸びやかな状態を好む性質があるためストレスや情緒変動の影響を受けやすく、過度な心身のストレスで傷ついてしまいます。
それにより肝の働きが低下して気の巡りがたちまち滞ってしまいます。
そこに熱が溜まってしまい、その熱が上へと逆上して頭部に不調を引き起こします。
この肝と胆の不調によって起こる経絡の病に頭鳴りがあります。
以下のような症状がある場合は肝と胆の不調である頭鳴りの可能性があり、
漢方薬が当てはまる場合があります。
よくみられる頭鳴りの症状
□ 頭の中で「キーン」と高い音が強く響くような感じで鳴る
□ ストレスの強さやイライラなどの感情の起伏で、頭鳴りの度合いも変動する
□ 頭痛、めまい、目の痛みなど頭部から顔面の症状を伴う
□ 口が苦い、口が乾く
□ 胸がソワソワしたり、不安感がある
□不眠、睡眠障害がある
□ 便秘気味、尿が濃い
【代表的な漢方薬】
・竜胆瀉肝湯 りゅうたんしゃかんとう (ツムラ76番)
・加味逍遙散 かみしょうようさん (ツムラ24番)
・抑肝散 よくかんさん (ツムラ54番)
・抑肝散加陳皮半夏 よくかんさんかちんぴはんげ (ツムラ83番)
「病院の抗不安薬や抗うつ薬などを飲んでいるが、あまり変化が感じられない。」
「頭鳴りはうまく付き合っていくしかないと医師に言われた。」
このようなお悩みの方は内側から整えていく漢方薬が良い場合があります。
そもそも「頭鳴り」は「音がしていないにも関わらず、頭の中で音が聞こえる」という症状のことをいいます。
「ピーという高い音・ブーンという低い音・セミが鳴いているような音」など、様々な音色があります。
この頭鳴りは「ストレスを感じた時・季節の変わり目・更年期とともに」など体調や環境の変化に応じて音にも強弱があることもあります。
また何かをきっかけに常に音が鳴り続けることもあり患者様の体質ごとに違いがあります。
病院での西洋医学では解決方法がなく諦めていたのに、漢方含めた東洋医学で治療したことでピタッと症状が治って喜ばれる方も多くいらっしゃいます。
また頭鳴りの根本原因は心・食事・運動・休養・環境の乱れです。
漢方薬や東洋医学を取り入れるとともにこれら生活習慣を修正することで頭鳴り改善への大きな後押しとなります。
当院では神経解放テクニックという整体と鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法で改善をはかっています。
頭鳴りは慢性化しやすく、長引いてくると東洋医学でも時間がかかることがあります。
少しでも症状が気になる方は、ぜひ一度お早めに当院にご相談ください。